高画質なテレビといえば「4Kテレビ」を思い浮かべる方は多いと思います。
確かに4K対応テレビであれば4Kで作られた映像作品などを楽しむことができるのですが、「4K対応」と「4Kストリーミング配信対応」は別物です。
HDR対応かどうかが大事
最近はやりのNetflixでは既に導入されている技術なのですが、4Kの映像を配信するにはハイダイナミックレンジ(HDR)信号が主流になると言われています。
これまでの伝送方法では、本来コンテンツに含まれている情報を全て送るのには不十分なので、ある程度削られて配信されていました。
そのため元々の映像と比べると若干劣化して配信されているので、この状態で受け取るなら4Kテレビであっても忠実に再現する事は難しいといえます。
その点、情報量の多いハイダイナミックレンジ(HDR)であれば、元々の情報を劣化させることなく大容量の情報を送信する事が出来るため、本来の高画質を維持する事が出来ます。
テレビがHDRに対応しているかを調べよう
そこで問題となるのが、受信側(テレビ側)がHDRに対応しているかということ。
最新機種の4Kテレビであればアップデートなどで対応予定のものも多いですが、そうでないモデルは4K対応であっても、ストリーミング配信を使った4K映像を十分に楽しむことはできません。
すでに4Kテレビを所持していて、Netflixのプレミアムプラン(4K配信を含むコンテンツ)を楽しみたい場合は、お持ちのテレビが対応するのかどうか調べてみた方が良いでしょう。
また、これから4Kテレビを買おうと考えている方は、HDRに対応するテレビなのかどうかを確認するべきです。
例えば、10月に発売するソニーの新ブラビア「X9000C」シリーズは、アップデートによりHDRに対応すると発表しているので対応可能となっています。
このモデルの場合は4KやHDRに対応しているだけでなく、最高水準のグラフィックエンジンを搭載しているので、より鮮明で美しくダイナミックな映像を楽しむことができます。
ソニーだけでなく国内の液晶テレビメーカーは最新機種において「HDR対応」か否かを発表しているので、しっかりとチェックしておきましょう。
フルHDが登場し4Kという言葉が普及しつつありますが、通常の民法テレビ放送においてもHDRが当たり前になれば4K映像を最大限に楽しめますね!