NTTドコモは2016年3月より、2年契約終了後の無料更新月を1ヶ月延長すると発表しました。
少し地味なニュースに見えますが、キャリアの移動が多い人はぜひ知っておきたい内容なので簡単に説明します。
通称「2年縛り」の罠
ドコモでは2年の継続利用を前提とする割引プランが主流で、殆どのユーザーがこれに加入しているかと思います。
簡単に言えば、「2年使う事前提なら毎月の使用料金を安くするよ!」ということですが、逆に言うと「2年未満で解約するときは解約金をとるよ」ということになります。
2年未満で解約することで違約金が取られてしまうという部分はまだ理解できるのですが、問題は2年後の話。
この割引プランを利用していて2年経つと、また更に2年縛りの契約も自動で更新するシステムとなっており、いつのまにかまた縛られているという状況になります。
つまり「2年以上たったから、解約しても大丈夫」とはならず、「2年ピッタリで解約しないと自動更新されてしまう」わけです。
この2年ピッタリの無料で解約できる期間がこれまで1ヶ月しかなかったのですが、今後は2か月の余裕が出来る様になります。
2か月に伸びたのは楽ですが「あなたは丁度更新月ですよ!」という大々的な告知はされないため、事前にいつが2年目の境目か気にしておく必要があります。
一方でこの解約金を払いたくない場合は、「他社から移ってきた場合の解約金を肩代わりします!」といったようなサービスを上手に使うと便利です。
全体的な契約件数が大きく伸びない以上、回線契約は他社から奪うしかないため、この手のキャンペーンはあまり珍しくありません。
携帯電話回線の料金や設定は今後どんどん変わるかも
格安SIMの登場あたりから大きく揺れ動く通信業界。
通信プランの価格や端末価格、契約内容などは今後数年のうちに大きく変わっていく可能性が大きいです。
元々スマホが主流になってきた辺りで通信費用は莫大に跳ね上がっていますから、少しでも安くなれば嬉しいですが、通信費用が下がると逆に、端末代の料金が上がってしまったりするので結局の所あまり変わらなかったりします。
そもそもスマートフォンは小型のパソコンのようなものですから非常に高価なアイテムです。
割引サービスや24回払いなので気にならなくなっている人も多いかもしれませんが、定価はそもそも10万円近くする様な高級家電です。
なので今後は更に2年おきに端末を変える人が減っていくかもしれませんね。