一時期、墜落したラジコンなどでニュースでも話題になったドローン。
ビジネス用途でも非常に進歩しているテクノロジーで活躍が期待されていますが、ドローンは今後どうなっていくのでしょうか?
本当に宅配でドローンが使われるようになるの?
ピザや宅配物がドローンで届くようになればかなり便利で楽ですが、これを実用化するのはかなり大変です。
飛んでいる鳥やドローンでの宅配が一般的になるのであれば他のドローンにぶつかる、操作ミスで落ちるという可能性があり、空からドローンや運搬物が降ってくる可能性があります。
これはかなり危険なので、物を運ぶテクノロジー自体は確率していても、安心して運用できるようになるのはかなり先になりそうです。
ドローンが小さいものならまだしも、大型の荷物を運べるようなドローンが落下してきたら大怪我や事故につながってしまいますよね。
また、高性能なドローンが流通してしまうと、犯罪に利用される可能性も一段とあがってしまいます。
カメラを搭載したドローンとプライバシー侵害の問題なども議論されているので、大きな事件が起きれば規制の声も大きくなり、販売中止か免許が必要になる可能性が大きいです。
(現在ではドローンを飛ばす事が出来る地域や条件など、厳格に決められています。)
車のようにナンバーがつけられるかも?
今はラジコンとして気軽に売られているモデルもありますが、今後は運転免許が必要になったり、ナンバープレート装着で誰の持ち物か把握される可能性が大きいです。
全機GPS搭載で、何処を飛行しているか確認出来る様になるかもしれません。
いずれにしても、ドローンは一般の玩具向きというよりはビジネスで利用されていく方向に流れていくでしょう。
ドローンの実用化には10年かかる?
どの程度で大々的に実用化されるかは様々な憶測が飛んでいますが、1年後、2年後というのはちょっと難しいかもしれません。
飛行する以上「絶対に落下しない」とはいえないため、安全基準の制定や運転技術を教える機関など法律面で大きく変動がされていくでしょう。
日本は新技術に対し保守的な国なので、まずは欧米あたりで実用化されるのをまって様子をみるのではないでしょうか。
現在では、災害時の人とが入りにくい場所への探査などによく使われています。
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最近では千葉県の幕張でドローンを使った物資の運搬実験が行われ、将来的にはマンションのベランダまでドローンが荷物を届けてくれるサービスを考えています。
日本企業の楽天などがこの実証実験に参加し、これから新しく建設されるマンションのベランダにはドローン専用の駐車スペースも設けられるそうです。
1、2年後とはいきませんが、将来的にはドローンを使った荷物の運搬が当たり前になるかもしれません。