FREETELのデュアルディスプレイの二つ折りスマホ「MUSASHI」の価格や評価、アプリ対応

言葉では説明しにくいMUSASHIの形状

奇抜な物から王道なスマホまで、様々なSIMフリースマホを作る事で有名なFREETELが以前からアナウンスしていた、「デュアルディスプレイとテンキーを搭載した二つ折りスマートフォン」であるMUSASHIの販売予約を開始しました。

販売は三月下旬になる見込みです。

ガラホではなくてスマートフォン

ガラホではなくてスマートフォン

画像:FREETEL

以前からOSにandroidを利用した二つ折り携帯というのは沢山あり、俗にガラホなどと呼ばれていましたがMUSASHIは二つ折りスマートフォンという事でスマホの機能はすべて使えます。

ガラホと言っても対応している場合があるのですが、大手キャリアが販売するガラホはあくまでも「従来の携帯電話のOSの代わりにandroidを使う」という物で、Google PlayなどGoogleサービスは未対応な事が多いです。

MUSASHIはGoogle関連サービスにも完全に対応し、背面タッチパネルでスマホと同じ感覚で使えるがテンキーを持って居るという今までに類を見ない機能をしています。

 

言葉では説明しにくいMUSASHIの形状

言葉では説明しにくいMUSASHIの形状

MUSASHI最大の特徴はやはりその形状です。

一般的な折り畳み携帯より少し大き目な4インチ液晶ではあるのですが、機構自体は通常の折り畳み携帯と同じです。

しかし、通常のガラケーでは画面の裏側になる部分にもう一つディスプレイを備えています。

これは言葉で説明しても判りにくい物ですが、このデュアルディスプレイのお蔭で開いてガラケーと同じ要領で使う事も可能ですし、畳んで4インチのスマートフォンとして使う事も可能となっているのです。

 

OSはandroid5,1.タッチパネル対応

MUSAHIのOSはandroid5.1で両面ともタッチパネルに対応しており、テンキー操作の他にスマホと同じようにタッチパネルでの操作も可能です。

他社のガラホの場合、Google Play未対応機種が多いのでキャリアがLINEなどのアプリを自社マーケットで配布しているのですが、MUSASHIはGoogle Playなどすべてのサービスに対応しているので通常のスマホと同じ感覚で使う事ができます。

 

スマホの性能やスペックは中の下

スマホの性能やスペックは中の下

MUSASHIの基本スペックについてですが、スマホと見るとミドルスペックから入門機あたりの性能になっています。

RAMは1GB、ROMは8GBを搭載でmicroSDにも対応しています。これはゲームなどを行わないのであれば十分な性能ですが、24,800円の価格に見合う性能かと言われると微妙です。

カメラはメインカメラが800万画素サブカメラは200万画素とガラケーに比べると優秀ですが、こちらもこの値段のスマホに搭載されるカメラとしては自慢できるほどではありません。

 

フリーテル製品の弱点としてよくあげられるバッテリーは、取り外し交換可能とはいえ2,000mAhとandroid4世代並みで、連続待ち受け時間が約210時間となっています。バッテリー容量が増える傾向がある最近のスマホですが、少し心もとないですね。

ネットワークやドコモ回線とLTEに完全対応しており、デュアルSIMも搭載するなど使いにくいという訳ではありませんが、スマホとしてのスペックは高いとは言えません。

 

特殊な機構に2万4千円を出せるか

特殊な機構に2万4千円を出せるか

MUSASHIを購入する最終的なポイントとして、「デュアルディスプレイでテンキー付き携帯」という特殊な機構に対して24,000円を出せるかどうかが鍵です。

MUSASHIをスマホとして見るのであれば、同社でももっと高性能なPriori3 LTEやPriori3S LTEが2万円を切る価格で売っていますし、変わり種という面ではWindows10mobileを搭載するKATANAシリーズもあります。

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また、通話や電池の持ちなどを考えるのであればキャリアが販売するガラホを利用するという手もあります。

このようなライバルが沢山いる中でMUSASHIを評価するのであれば、「ガラホ」ではなく「他に類を見ない変わり種のスマホ」と言えます。

その変わった特徴の為だけに2万円以上を出せる、そう言ったマニアな方におススメできるのがこのMUSASHIとなってます。