もしものためにかけておくのが本来の保険の目的ですが、保険会社によって様々な付帯サービスがあります。
保険の付帯サービスは保険事業の一環として充実してきているので、付帯サービスを見比べて保険会社を選ぶのもおすすめです。
今回は保険会社にどんな付帯サービスがあるのか詳しく紹介します。
健康サポート・医療介護サービス
保険に入っている人が健康でいられれば保険会社は保険金を支払わらなくていいのでメリットがあります。そのため保険会社は健康サポートに力を入れています。
24時間356日対応の電話で健康相談に対応したり、人間ドック等健康診断の紹介を行ったりするサービスがあります。またその紹介により割引を受けられることもあります。
また、実際に医療にかかる場合のサービスもあり、いわゆるセカンドオピニオンとなるドクターや、町医者では対応できない案件の専門医紹介サービスを利用できる保険があります。
介護は現代社会では切実な問題で、介護相談サービスに力を入れている保険会社も多いです。保険会社と提携している看護師・ケアマネジャー等から介護の方法に関してアドバイスを頂いたり、介護施設・公的介護保険の利用方法等に関しての電話相談を受けられたりするサービスがあります。
ポイントを貯めて商品交換も
契約内容の確認時や定期保険の更新時にポイントが付与され、グッズと交換できるところもあります。こうなると買い物感覚で保険を契約することになりますね。
日本生命のように健康増進に取り組んだ場合に、ポイント付与を検討している会社もありますが、実は公的な健康保険でもすでにポイント付与する組合や自治体があります。
これは国の制度で加入者が健康増進に努めるよう組合や自治体に努力義務を課した影響です。加入者が健康増進のイベントや研修に参加した場合などに、ポイントの付与や商品をあげたり、中には現金をプレゼントするところまであります。
損害保険の場合
有名なのは自動車保険におけるロードサービスですね。事故に遭った車をけん引してくれるサービスが代表的ですが、バッテリー復旧・ガス欠時の給油・代車のレンタカーサービスなどもあります。
他には事故時の示談交渉などで対応できる弁護士を手配できるサービスの他、交通事故以外の場面でも日常的に弁護士に相談できるサービスなどもあります。
付帯サービスの分だけ保険料はかかる
お気に入りの付帯サービスのある保険を選ぶことはいいことですが気をつけるべき点もあります。当然のことのようですが、サービスを求めればそれだけ保険料に跳ね返ってくることです。
自動車保険の場合はロードサービスの全部または一部が特約になっている保険会社もあります。一部の特約とはレンタカー特約・引取費用特約などです。
付帯サービスも保険会社の事業として行うので、これを別途つけるということは基本的には追加料金を払うことになります。
しかし、無料でロードサービスをつけている自動車保険もありますし、生命保険の付帯サービスを特約でつける形は一般的ではありません。
保険料は光熱費や人件費などの事業費に充当する付加保険料と、それ以外の保険金支出にあてる純保険料から成り立っています。付帯サービスを充実させると付加保険料を増やす方向にはたらきます。
これを考慮すると、自分があまり利用しそうにない付帯サービスが多くついている保険は見直しの対象にすることが考えられます。特約形式でない無料付帯サービスは得に見えますが、人によっては逆とも言えます。
必要なサービスのついた保険商品を選ぶだけでなく、例えばレッカーサービスがいらなければレッカー特約のある保険を選び、レッカー特約を外して加入することも考えましょう。