「ココナッツオイル」のことをどれくらい知っているでしょうか?
テレビや雑誌で取り上げられことが多いので、テレビなどで見たという方も多いのではないでしょうか。
今回はココナッツオイルの効果や効能、使い方などをかなり詳しく紹介したいと思います。
ココナッツオイルには種類がある
まず、ココナッツオイルには種類があるというのはご存知でしょうか。
間違ったものを購入してしまうと、ココナッツオイルの素晴らしい効果を得る事ができなくなることもあります。
では、どんな種類があるのか詳しく見ていきましょう。
ココナッツオイルとヴァージンココナッツオイル
大きく分けて通常の「ココナッツオイル」と「ヴァージンココナッツオイル(バージンココナッツオイルと表記しているところもあります。)」の2つに分ける事が出来ます。
どちらの方が体に良くて効果があるのかというと、「ヴァージンココナッツオイル」です。
ヴァージンココナッツオイルというのは、ココナッツオイルを作る際に加熱をしたり、添加物を加えない作り方で精製しています。
通常のココナッツオイルは腐りにくくするために防腐剤(添加物)が含まれていたり、加熱して精製することで天然の良い成分が破壊されてしまうことがあります。
一方、ヴァージンココナッツオイルもは添加物も含まれていませんし、加熱をせずにオイルを抽出しているので成分が壊される事が有りません。
つまり、ヴァージンココナッツオイルは生絞りに近い状態で作っているので、ココナッツオイルの天然成分をそのまま摂る事が出来るのです。
どちらを購入したら良いか迷った場合は、ヴァージンココナッツオイル選ぶようにしましょう。
エクストラヴァージンココナッツオイルって何?
エクストラヴァージンオイルって何?と疑問に思った方もいるのではないでしょうか。
エクストラは「特別な」という意味があります。オリーブオイルでも「エクストラオリーブオイル」と呼ばれるものがありますが、通常のオイルと比べ品質の高いオイルのことを「エクストラオイル」といいます。
エクストラオイルは通常のオイルよりも若干値段が高くなりますので、どんなものか試してみたい程度であれば「ヴァージンココナッツオイル」を、高いけど良い物を使いたいという方は「エクストラヴァージンココナッツオイル」を購入する様にしましょう。
ココナッツオイルの効果や効能は?
海外セレブのミランダ・カーや、モデルのローラ、道端アンジェリカも使用しているというココナッツオイル。
どんな効果や効能があるのか詳しく見ていきましょう。
(ヴァージンココナッツオイルと表記すると長くなってしまうため、ここから先はココナッツオイルと表記しますが、効果や効能などはヴァージンココナッツオイルの事を指しています。)
1.ダイエット効果がある
ココナッツオイルの一番の効果がダイエット効果ではないでしょうか。
ココナッツオイルを食事に取り入れただけで体重が減ったという方も多くいます。
結局は油なんだから太ってしまうんじゃない?と思うかもしれませんが、ココナッツオイルは通常の油と違い中鎖脂肪酸というものが多く含まれています。
この中鎖脂肪酸というのはカラダに溜まることがなく、摂取するとすぐにエネルギーへと変換され体内で燃焼されます。
ココナッツオイルを摂取すると代謝が上がると言われ、代謝が上がれば体の脂肪を燃焼しやすくなるので、結果的にダイエット効果があると言われています。
一方、通常の油には長鎖脂肪酸というものが多く含まれていて、これは燃焼に時間がかかるため体内に蓄積されてしまいます。体内に蓄積される事で、お腹の脂肪などになってしまいます。
こういうことから、普段使っている食用油をココナッツオイルに変えるだけでもダイエット効果があると言われています。
2.免疫力を高めてくれる
ココナッツオイルには天然成分であるラウリン酸が多く含まれています。
このラウリン酸というものは母乳にも含まれている成分で、免疫力の低い赤ちゃんはこのラウリン酸を体内に取り込む事で、感染症やウィルスから体を守っています。
そんな免疫力を高める成分がココナッツオイルには豊富に含まれているので、ココナッツオイルを摂取する事によって免疫力を高める事が出来るのです。
ココナッツオイルは様々な病気に効果があると言われ、エイズや心臓病、認知症(アルツハイマー)、インフルエンザといった様々な病気に効く万能オイルとして海外では研究が進められています。
毎日の食事に取り入れる事で、体調を崩しにくい身体になるかもしれません。
3.便秘解消効果も
ココナッツオイルを摂ると便が緩くなり、便秘が解消されるという効果があります。
ココナッツオイルは油なので、体内に取り込まれる事によって便が出やすくなります。
便秘に悩んでいる方は多いと思いますので、食事にココナッツオイルを取り入れてみてはいかがでしょうか。
4.肌に塗っても使える
ココナッツオイルは食べるだけでなく、スキンケアやボディローションとして使用することができます。
通常の化粧水などは一時的な効果はありますが、数時間、数十時間後にはその効果はなくなってしまいます。
一方ココナッツオイルは角質を取り除き、その下の肌の細胞の組織を強化してくれ、長い間効果を実感する事が出来ます。
ココナッツオイルを肌に塗る時は、少量を必要に応じて何度も塗る様にしましょう。
継続する事でココナッツオイルの効果を感じる事が出来ます。
5.ヘアケアとしても使える
ココナッツオイルをトリートメントの様に使ってヘアケアを行うことが出来ます。
ココナッツオイルを使う事によって艶のある髪になり、フケが治まったという声も聞きます。
通常のシャンプーなどは化学薬品が含まれているので、頭皮が薄かったり肌が弱い人は、この化学製品の刺激によって皮膚が炎症を起こしてしまいフケが生じます。
天然のココナッツオイルを使う事で頭皮にオイルが浸透し、フケを抑えてくれます。
ヘアケアとしての使い方は、小さじ2杯程の少量を髪になじませ1、2時間置いてから洗い流しましょう。
洗い流さずそのまま寝ても大丈夫な様ですが、オイルっぽさが気になるという方は洗い流すのがオススメです。
ココナッツオイル使用する上での注意
ココナッツオイルを使用する上で、いくつかの注意が必要です。
知らないと危険な事もありますので、使う前に知っておきましょう。
ココナッツオイルは形状が変わる
ココナッツオイルは気温や温度によって形状が変わります。
形状が変わっても品質には特に問題はありませんので、そのまま使用できます。
20℃以下になるとココナッツオイルは固形化するので、冬場や冷蔵庫に入れておくとカチカチに固まってしまいます。
逆に25℃以上になるとココナッツオイルは液体化するので、夏場の暑い時期はサラサラの状態となり、通常の液体オイルの様に使う事が出来ます。
冬は固形のため大口のビンに入れても良いと思いますが、夏は液体状のため大口のビンだと料理の時に使いにくいです。
季節によってビンを変えて使いやすくするのもオススメの方法です。
ちなみにココナッツオイルを液体として使いたい場合は、冷蔵庫から出して湯煎をしたり、ビンにお湯をかけて溶かす様にしましょう。
電子レンジで温めるのはNG
ココナッツオイルを電子レンジで温めるのは危険なので絶対にやめましょう。
ココナッツオイルは油なので、電子レンジの熱で発火する事があります。
液体として使いたい場合は先ほども書いたように、冷蔵庫から出して30分程待つか、湯煎をしたりビンにお湯をかけたりして溶かしましょう。
ココナッツオイルの使い方は?
ココナッツオイルはココナッツ特有の甘い香りがあるので、どんな料理に使ったら良いか分からない・・・と思う方も多いかと思います。
ココナッツオイルと相性の良い料理を紹介します。
サラダにドレッシングとして
ココナッツオイルにレモンや蜂蜜を加えることで食べやすくなります。
冷蔵庫から出したばかりのサラダにかけると、場合によってはオイルが固まる事もあるので、食べる10分前にはサラダを冷蔵庫から出しておきましょう。
カレー
ココナッツオイルはカレーの様なスパイシーな料理との相性がかなり良いです。
ココナッツオイルの甘い香りが苦手という方は、カレーに少量加える事で違和感なく食べる事が出来ます。
炒め物に
ココナッツオイルは炒め物とも相性が良いです。
炒め物であればココナッツオイルが固形状でも使用する事が出来ます。
ココナッツオイルを使った炒め物は、料理が冷めてしまっても水っぽくならないのが特徴です。
まとめ
ココナッツオイルは通常の油と比べ、様々な効果があります。
通常の油をココナッツオイルにするだけで、自分の体の違いを実感する事が出来ると思います。
購入する際には正しいものを選び、食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。