今年の3月に登場して以来、非常に注目されている新型MacBook。
MacBookAirよりも軽くて持ち運びやすいと言われていますが、登場してから3か月経ち、いくつか問題点も浮き彫りになってきました。
外部接続が「USB-Cポート」たった1つという事
新型MacBookは、その薄さや軽量感を維持するために端子がわずが一つしか付いていません。
このUSB-Cポートがかなり曲者で、これで充電も外部出力も外付けHDDとの連携もすべて行わなければいけません。
充電と外付けHDDとの連携を同時に行う(2つUSBポートを使いたい)場合、USBハブを購入しなくては同時に2つの事を行う事が出来ません。
USBハブをつけると結局ゴテゴテしてしまうので、そんなことならせめてUSB-Cポートを2門つけてくれれば良かったのにと感じました。
「充電しながら何かに繋げるようになっていないと不便だ」という不満の声が続出しています。
外部USB機器と同時に接続したいのであれば、Appleが販売している「USB-C Digital AV Multiportアダプタ」が必要になります。価格は1万円以上するので決して安い物ではありません。
加えていうと、この端子が壊れてしまえば何も出来なくなってしまいます。
Appleの修理サポートは高額な事で有名なので怖いですよね・・・。
MacBook Airとのスペック比較
新型MacBookは薄くて軽くて便利ではありますが、CPUスペックはMacBook Airよりも劣っています。
ディスプレイ自体はRetinaディスプレイを使ってるのでとても鮮明ですが、グラフィカルな操作にはあまり向いていません。
ネットサーフィン程度で使うのであればスペックをあまり気にすることはありませんし、動画や写真が綺麗にみれるところが新型MacBookの売りなのかもしれません。
ただし、バッテリーも軽量化されてしまっているため、同年代のMacBookの中では最もバッテリーが持ちません。
加えてSDXCカードスロットが搭載されていないため、簡単に保存領域を増設する事は出来ません。
次のMacBookに期待する事
やはり1にも2にもUSB-Cポートの増設です。
超薄型であるため大きなUSBが差せない事は諦めるしかありませんが、ポート数が少なすぎるのはシンプルというより不便です。
また、MacBook Airと比べても高額なので、普通のワイドスクリーンディスプレイに落としてでも価格帯を下げてくれたほうが、ライトユーザーやビジネスユースに向くのではないでしょうか。
「とにかく軽量なMacBook」というのであれば新型MacBookは最高ですが、現状では良くも悪くも初期型という事で、目新しさがある反面、弱点も浮き彫りになってしまっているというのが現状。
次の世代まで待つというのも安全な選択肢の一つかもしれませんね。