次期Windowsへ標準搭載することや、iPhoneなどのスマートフォンへの搭載は一般化している指紋認証システム。
最近ではOLA(オラ)という指紋認証式のドアロックシステムが発表されました。
OLAの使い道と将来性
OLAは指紋認証が2秒以内と極めて短い事が特徴です。
SF映画などをみると「指紋認証を開始します」なんてアナウンスが流れるものもよくありますが、現実は無音で一瞬で出来てしまうんですね。
この指紋認証システムが一般化すれば「鍵を忘れた!」なんて事はなくなりますし、便利になる事は確かです。
しかし、指紋認証のシステムで一番問題なのがセキュリティ能力です。
指紋をコピーされたらおしまいなので、常に手袋をつけて指紋をそこら中に残さないように、注意しないといけないかもしれません。
ただ、家の中や社内であれば、結構使いやすいと思います。
入室出来る人間と入室出来ない人間の情報をセキュリティソフトで管理、変更できるわけですから超簡単でローコストです。
指5本認証や10本認証になる日も近いかも
指一本だけの認証システムにしてしまった場合、指を怪我したら一貫の終わりです。
かといって緊急用のアナログキーを持ち歩くなら、指紋認証にする意味は無い様に感じます。
そこで、すぐに一般化するであろうシステムが、指を1本だけでなく5本、10本で認証できる機能です。
どの指かが合致すれば良いというタイプも出来ますし、このうち2〜3本を続けて認証する必要があるということも出来ます。
こちらのほうが、安心ですしセキュリティーレベルも高くなりそうですね。
一番虚弱なのはフェイスロック
Androidなどに搭載されているフェイスロックは、残念ながら最も虚弱なロックシステムです。
ちょっと似ている顔というだけでアンロックしてしまうため、大事なセキュリティーキーにするのは厳しい様に思えます。
フェイスロック単体というよりは、フェイスロック&指紋ロックという二重構造であればセキュリティ的にも安心できますね。
センサー系ロックはまだ発展途上?
SF映画などで登場していて、一般化していない認証方法といえば網膜スキャンと血液スキャンです。
しかし血液は注射してしまえば奪える可能性があるので、実現性は低く実現度は低め。
網膜スキャンは指紋と違って情報が残ることはないですが、情報漏れがないように常にコンタクトかサングラスをつけて歩かないといけなくなるかもしれません。
このように現状で考えると結局、普通の鍵であるディンプルキーロックのほうが扱いやすく不安要素が少ないといえるでしょう。