新しい家に引っ越したものの、壁の薄さが気になってしまいテレビの音やモニターからでるゲーム音、生活音が周囲の住人に聞かれているのではないか…と思う方に向けて本記事ではオススメの吸音材を紹介します。
今回紹介するのは自分で好みのサイズにしやすい「QonPET(キューオンペット)」です。
加工しやすいポリエステル繊維の「QonPET(キューオンペット)」
吸音材といえばウレタン素材を使用したものが多いですが、QonPETはポリエステル繊維を使っているためカッターで切りやすく、部屋の壁の使用したい部分にピッタリと合わせることができます。
裏面には粘着テープが付いているため、カッターで加工をしなくてもそのまま壁に貼り付けることもできます。
ポリエステル素材で簡単に加工できると聞くと、しっかり音を吸音してくれるのか気になるところですよね。
上の画像の赤いグラフがQonPETの音の吸収力を表したもので、同じサイズのQonPETとウレタンの吸音材を比較したところ、低音から高音まで大体の周波数でQonPETの方が音の吸収率が優れていることがわかります。
ウレタンはポリエステルと比較しても劣化が早いため、買い換えずに長期間使用したい場合はポリエステル素材がおすすめです。
実際にQonPETを使用してみた感想・レビュー
普段、ゲームをしながらボイスチャットを使って通話をすることがあるので、モニターの裏の壁にQonPETを使用しています。
980mm × 880mm(厚さ50mm)の大きなサイズのQonPETを1枚モニター裏の壁に貼り、横の壁には490mm × 440mm(厚さ50mm)のQonPETを2枚貼っています。
実際にQonPETを使ってみた感想として、吸音材を貼る前と貼った後で音の響き方が違っていて、パンと手を叩いた音が響きにくくなっていることが体感することができました。
長い間QonPETを付けていても壁から剥がれるということもなく、表面を湿ったシートで拭くこともできるのでホコリも除去することができます。
筆者は厚み50mmのものを購入しましたが、厚みは35mmのものもあります。吸音材が厚ければ厚いほど壁との距離が遠くなるため、壁を伝って響く音を軽減することができます。そのため個人的には分厚いQonPETがオススメです。
そして、もう一つ注意点としては、小さいサイズのQonPETを1枚壁に貼っただけでは効果を感じることはありませんでした。より吸音や防音性能を高めるためには、壁のサイズにもよりますが複数のQonPETを購入して壁に敷き詰める必要があります。
ある程度購入枚数が多くなる可能性がありますが、ウレタンなど別の素材でも複数使用することで防音性能が高まりますので、部屋の壁のサイズを計りながら組み合わせてみてください!