日本のSIMフリースマートフォン市場でASUSとトップ争いを続けていたHUAWEI(ファーウェイ)が、このたびエントリーモデルの「HUAWEI Y6」を販売されました。
エントリー(入門者向け)モデルという事で性能はそれほど高くありませんが、税別で1万5980円という安さが魅力のスマートフォンとなっています。
Android5搭載の中ではかなり安い
今回販売されるHUAWEI Y6はAndroi5を搭載した5インチのスマートフォンです。
5インチのHD液晶を搭載し、4コアのCPUで2,200mAhのバッテリーなど特別高性能という訳ではありませんが、最低限の性能は抑えています。
RAMは1Gで内蔵ストレージは8Gとなっています。この部分はAndroid4世代と比較しても見劣りする部分がありますが、エントリーモデルとしては一般的な性能ではあります。
一番のポイントは約1万6000円というその安さで、これはAndroid5世代の中ではトップクラスの安さとなっています。
その他の部分の特徴して、カメラはアウトカメラが800万画素インカメラが200万画素とこちらもエントリークラスにありがちな必要最低限な性能となっていますが、アウトカメラにF値2.0レンズ搭載しており、多少暗い場所でもくっきりとした写真を撮影することが可能です。
また、スピーカーとマイク部分にも工夫があり、スピーカーは端末の下部に設置する事で机に置いた際でも大音量を実現し、同社のスマホに比べて150%音量が上がっています。
マイクも上下に設置するデュアルマイクを搭載し、うるさい場所でもノイズが少なくきれいな通話が可能となっています。
このように性能はお世辞にも高いと言えませんが、携帯として必要なスペックを抑えるという良く出来たエントリークラスのスマートフォンとなっています。
HUAWEI Y6とASUSのスマホの比較
このようにエントリークラスとしては良く出来たスマートフォンがHUAWEI Y6です。
そこで、ここではライバルであるASUSと比べてみたいと思います。
ASUSもエントリークラスとして「ZenFone Go」を販売しています。
ZenFone Goは価格が約2万円と、HUAWEI Y6に比べて5000円近く高くなっています。
搭載OSは同じくAndroid5で画面は5.5インチHD、カメラはアウトカメラ800万画素、バッテリーは300mAhとインカメラ500万画素でこちらもF値2.0のレンズを搭載しています。
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違いとしてはバッテリーが約3000mAh、RAMが2Gで内蔵ストレージが16Gと基本スペックの部分でGOの方が優れている点です。
また、GOではGoogleクラウドの無料利用権など付属サービスもついています。
この二つを比べてみると、5000円分の差があるとはいえZenFone Goの方が良いと言わざるを得ません。
HUAWEI Y6の価格は売りだが・・・
このように見てみると、HUAWEI Y6の売りはその価格であって、エントリーモデルの中でも高性能とは言えない機種であるという事が分かります。
現在販売しているAndroid5世代で1万5000円代というのはかなり安いですが、同じような性能で1万2000円代という低価格を実現している「Priori(プリオリ)3 LTE」などもっと安い機種が沢山あります。
元々SIMフリー市場は「安くて高品質」というコストパフォーマンスを求める顧客が多かったのですが、現在はそれなりに高くても利用者が居るのでハイスペックやフラグシップ機も人気があります。
その為、市場が二分されている状態で各社ともミドル機とハイスペック機の両方を出している状態です。
そんな中で、スマホの低価格は大きな売りにはならず、性能が特別良くないHUAWEI Y6がエントリークラスの中で人気が出るのかというと少々難しい部分があるのではないかと思います。
HUAWEI Y6は楽天にあるHUAWEI公式ショップの他、各種専門店や家電量販店で現在販売中です。
また、DMMmobileにおいてもセット販売の端末として販売されています。価格は定価通りで分割で購入する場合は850円の24回払い、そこに契約の利用料がかかる事になります。
興味がある方は購入先として検討しても良いでしょう。