「最近の若者は飲み会に誘っても来ない・・・」「ゆとり世代だから・・・」
なんて言葉をよく耳にしますが、正直世代は関係なくて「魅力の無い上司だから飲み会に行きたくない」というのが断る大きな理由だと思うんですよね。
僕は勤めているわけでもないので説得力に欠けますが、若者が飲み会に行かない理由を若者の立場から考えてみました。
上司との飲み会を好んで行く人は少ない
12月は忘年会などで飲みの席が増えますが、一般企業に勤めている20代の友人達からいつも聞くのは「ただただつまらない上司との飲み会が憂鬱」との声です。
同期との飲み会は楽しいが、10歳、20歳離れた上司と飲むのは話も合わず、愚痴を聞いたりお酒を注いだりと気が休まるものではないそうです。
そんな面白くない飲み会でも会費として数千円取られてしまうので、正直心の中では飲み会に参加したくないという方や、実際に参加しないという方もいます。
「誘いを断られても別に良い」と感じる上司もいると思いますが、「最近の若者は上司の誘いにも応じない!」と怒る方もいます。
本当にお酒が苦手だったり、お酒を飲めないという理由で飲み会の誘いを断る若者もいますが、「上司との付き合いが面倒」という理由で断る人も多いです。
理由はともあれ、誘いを断った事にキレる上司がいますがただのエゴですよね。
本音は上司に魅力が無いから行きたくない
話が面白かったり仕事が出来る上司であれば、若い人も「話を聞いてみたい!面白い!」と飲み会に参加する人も増えると思います。
しかし、上司からの誘いを断って「最近の若者は誘っても来ない!」と切れてしまう人は、自分に非は無く、悪いのは全て若者だと思ってしまう様な人なので、「自分の態度だったり接し方がダメなんじゃないか?」と考える事が出来ないんですよね。
先輩と後輩という関係であっても結局のところ人と人との繫がりなので、話が合わなくてつまらない人や、愚痴を延々と話している人とは関わりたくないというのは至極当たり前な考えです。
自分の事を客観的に見ることが出来ず「上司の誘いを断る若者達」「誘いを断るゆとり世代」といったレッテルや固定観念で考え、若者が飲み会を断る理由の本質である『魅力の無い上司』という現実を見ずに、「俺らの世代は先輩の誘いは絶対だった」といった訳の分からないことを行ってしまうので、若者達は上司との飲み会を「面倒くさい」と感じるのではないでしょうか。
「話が合う」「若い世代の事を知っている」「相談にのってくれる」「キレイな女性の上司」などなど、魅力的と感じる部分はいろいろとありますが、僕の周りには「上司との飲み会が楽しい!」という友達は一人もいなかったので、魅力が無い上司が大多数なんだと思います。
部下に飲み会の誘いを断られたら「あれ?自分って魅力ない?」と思った方が良いですよ。