Sony Mobileがインドで「Xperia C5 Ultra」の販売を開始しました。
Xperia系の中でも人気のあるUltraシリーズだけに、日本で発売する可能性があるのか気になります。
Xperia Ultraはどんな端末?
XperiaにおけるフラグシップモデルはZシリーズで、日本国内で最も売れているSony Mobileの端末もZシリーズです。
それに対してUltra系は一度auから発売された一風変わったXperia端末です。
最大の特徴は画面がとにかく大きいという事。画面サイズが6インチもあるので、スマホとタブレットの中間とも考えられるサイズ感です。
普通に考えれば大きすぎともいえるサイズ感ですが、「スマホとタブレットの二台持ちは嫌だ。だけどスマホは小さすぎる」という人には便利なスマホですね。
大きいながらこのまま電話機としても使えますが、無線ヘッドセットなどを使って通話をすれば大きさなんてほとんど気になりません。
このようなサイズ感の端末は他でいうと「Galaxy Note」というシリーズがありますが、あちらはSamsung製でありサイズは5、6インチ程度です。
とにかく大きなものを望むならUltra系スマートフォンがおすすめです。
Xperia C5 Ultraの価格は?日本で発売する気は?
インドでの販売価格は29.990ルピー。日本円にして54,000円程度です。フラグシップモデルのZシリーズが6万円前後なので、大体同じくらいの金額ですね。
この価格帯であれば日本での発売が行われてもおかしくないように思えますが、インド版のXperia C5 Ultraはいささか特殊です。
こちらはデュアルSIM系端末であり、異なるSIMを切り替えて使えるモデルとなっています。
全く同じ性能で発売するならば、日本ではSIMフリー端末として発売するしかありませんから、auでの新機種ということにはならないでしょう。
というより、デュアルSIMの端末は国内では海外製品ばかりなので、むしろデュアルSIMのまま日本で発売してくれた方が、この機種は売れるかもしれません。
デュアルSIMスマホを国内で利用するメリットとして、通話は3大キャリアのSIMを使って定額で通話無料のプランを使い、データ通信は格安SIMを使うという事も出来ますし、音声通話用の格安SIMと若干低速ながら通信量限界のない格安SIMと併用する事で、データ通信の速度を安定させることも出来ます。
Sony Mobileは既に「Xperia J1 Compact」というSIMフリー端末を国内で販売しているので、日本で販売される可能性もありそうです。
ちなみにCPUやメモリのスペックだけでいうと、「Xperia C5 Ultra」は「Xperia Z4」よりも一回り程性能が低くなっています。
これは画面が大きくなった分、価格を下げるためにグレードを下げたのだと思います。