SIMフリースマートフォンの中で人気機種シリーズといえば「ZenFone」です。
ASUSは三月中に新たなZenFoneシリーズを2機種投入すると発表しており、販売前から期待が高まっています。
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大容量バッテリーの「 ZenFone Max」入門機の「ZenFone Go」
今回投入される機種は5,000mAhという大容量バッテリーが売りの「ZenFone Max」と、SIMフリーへの入門機として2GBのメモリを搭載など、比較的高性能ながら2万円を切る値段で提供される「ZenFone Go」です。
格安SIMフリー機でミドルスペックながら安価というコスパの良さが売りだった「ZenFone5」から人気が出たシリーズですが、「性能怪獣(スペックモンスター)」のキャッチフレーズを持つZenFone 2など、高性能高品質にも疑いようがない実力が有ります。
その為今回販売されるZenFoneシリーズは、販売前ながら一部では非常に注目を集めている機種となっています。
販売日はZenFone Maxが三月中旬、ZenFone Goが三月下旬となっておりすでに予約受け付けを始めています。
モバイルバッテリーとして使える「ZenFone Max」
ZenFone MaxはRAMメモリが2GBでAndroid 5.0を搭載したミドルスペック機です。
ASUSが力を入れているカメラは1300万画素の背面カメラと500万画素の前面カメラ。そして強度が高い事で有名なゴリラガラスなどを搭載しており、通常の用途であればミドルスペックと言っても不満なく使える性能となっています。
そしてZenFone Max最大の売りは何といってもそのバッテリー容量です。
「全てを、Maxに楽しむために。」というキャッチフレーズに恥じない5,000mAhという大容量バッテリーを所有しており、モバイルバッテリーのように他の端末を充電できるリバースチャージ機能も搭載しています。
この5,000mAhというのはスマホの中でもトップクラスで、従来の携帯電話の約二倍の容量を持って居いす。例えば、同じZenFoneシリーズだとZenFone 2が3,000mAhですし、ZenFone 5が2,110mAhとなっています。
連続待ち受け時間は最大38日間、通話であれば連続37時間、動画の閲覧ですら連続20時間と日常生活に置いて満足いくまでスマホを活用できる容量となっている一方で、その容量を感じさせないスリムなデザインを実現しています。
想定価格は27,800で3月中旬より販売予定です。
入門機としての「ZenFone Go」
もう一つこのたび新発売となるのが「さあ、この一台からはじめよう。」というキャッチフレーズの元、スマホ入門機として位置付けられているZenFone Goです。
800万画素のリアカメラや使いやすいデザインなど、特別な特徴を備えている機種ではありません。
しかし、3,010mAhの大容量バッテリーや2GBのRAMメモリなど、実用部分については十分すぎるスペックを持ちながら19,800円という低価格で非常にコスパが良い機種に仕上がっています。
ZenFoneシリーズは元々SIMフリーでもコスパが良いという事で人気になった「ZenFone 5」が火付け役です。
言うなればコスパの良さはZenFoneの売りであり、その系譜を継ぐ事になるZenFone Goも販売前から期待されています。
高性能化はあきらめたか?
コスパが売りのZenFoneですが、ZenFone2では史上初めて4GBのメモリを搭載するなど高性能化を目指していたことがあります。
しかし、従来の顧客の「安くてそれなりの機種が欲しい」というコスパを求める声は無視できず、価格を抑えた廉価版である「ZenFone 2 Laserを」販売した経緯があります。
それ以降、アジア圏で人気がある自撮りの為にカメラを強化した「ZenFone Selfie」、光学三倍ズームを搭載した「ZenFone Zoom」などカメラ関係を強化した機種を出していました。
そして今回は、バッテリーを強化したZenFoneMaxやコスパ重視のZenFoneGOなど廉価で高性能という原点回帰を行っています。
こういった事から考えると、ASUSは販売戦略としてZenFoneシリーズの高性能、フラグシップ化はあきらめて、特定分野に特化したミドルスペックからコスパ重視の入門機を中心に押していくという事が予想できます。