ソフトバンクが提供しているシンプルスタイルに、2014年に販売された「AQUOS CRYSTAL」が台数限定でラインナップされました。
AQUOS CRYSTALはフレームレス構造を備えており、販売当時非常に話題になったシャープ製のスマートフォンです。
多少型落ちであることは否定できませんが、日本では珍しい「プリペイドスマホ」となる事で今後注目されていくかもしれません。
最近では珍しいプリペイド携帯(スマホ)
そもそもシンプルスタイルというのは、日本では珍しいプリペイド携帯でスマートフォンを提供するサービスです。
プリペイド携帯は旅行などで一時的な利用であったり、子供や老人に持たせる為などによく使われ、最初に料金を課金した分だけしか使えないというシステムを搭載した携帯の事です。
かつては各社ともそれなりに力を入れていたのですが、振り込め詐欺などの犯罪に使われることが増え警察が規制を強めた結果、かつてほど力を入れる会社は少なくなりました。
一応ソフトバンク以外にもauとウィルコムが提供しているのですが、両社とも専用のシンプル携帯のみを提供ということでそこまで力を入れていません。
そんな中で一番プリペイド携帯に力を入れているのが、ソフトバンクです。
ソフトバンクが提供するシンプルスタイルでは、4G対応のスマートフォンをメインに19種類の機種を提供しています。
AQUOS CRYSTALは不具合が多かった?
シンプルスタイルにて今回提供された「AQUOS CRYSTAL(アクオスクリスタル)」はフレームレス構造の特異な見た目が非常に話題になった一方で、不具合が多く販売当時は不評でした。
基本性能としてOSはandroid4.4を搭載し、RAMは1,5Gでメモリは8GBと販売当時としてはミドルスペックに値するスマホです。
一番の特徴は、世界で初めて搭載されたフレームレス構造で、他のスマホには見られない珍しいフォルムです。
また、音質にも非常にこだわっており、特殊な技術を導入し音質の向上を図っています。
その一方で不具合も多く、レビューサイトなどでは不評が多く上がったのですが公式のアップデートにより改善が行われています。
このように最新機種と比べるとどうしても性能差が若干ありますが、基本的に予備であったり一時的な利用を中心といているプリペイドスマホとしては十分なスペックです。
シンプルスタイルの特徴とは
ソフトバンクのシンプルスタイルを利用する方法としては、店頭受付とインターネットによる申請が挙げられます。
かつてはコンビニでもプリペイド携帯が購入できたのですが、振りこめ詐欺に使われた事で現在ではソフトバンクショップのみとなっています。
基本使用料は0円で通話は8.58円/6秒と通常より高めになっているので、通話を多く利用する方はあまり向いていません。
料金設定として、二日間定額使い放題サービスでは900円を最低として一ヶ月4,980円となっています。
また、購入の際に10,000円から5,000円程度の無料チャージがサービスとして付いてきます。
利用できるサービスは電話やメール(申し込みが必要)など、基本的な部分はすべて対応しています。
ただし転送サービスなど各種オプションには対応していません。
シンプルスタイルはメインの携帯電話として利用するというよりも、子供が使い過ぎない為に持たせるなど予備的な使い方がメインとされています。
しかし、スマートフォンであればWi-Fiなども利用できるので、うまく利用する事で通信費の削減が可能になります。
AQUOS CRYSTALは比較的高性能な端末なので、気になった方は一度試してみるのも良いでしょう。