最近は「ドローン」というと悪いニュースばかり聞くのですが、かなり便利な使い方がたくさんあります。
どんな使い方があるか見ていきましょう。
ITとドローンは名コンビ!?
今もなお色褪せないラグビー日本代表の快挙。彼らの練習にドローンが導入されていたのはご存知でしょうか。
ドローンを飛ばし空中から選手の動きを録画・記録してフィードバックにあてていました。
そして選手一人ひとりが空中からの映像をヒントにして、その後の練習に活用していたのです。
ドローンは今後、多くの業界に導入されると言われています。最近はAmazon社が商品配送にドローンを導入すべく、一部の地域で試験導入がされています。
もちろん、ドローン単体ではそのようなことは不可能なので、IT技術と組み合わせることによってその威力が大きくなります。
災害復旧にも一役買うドローン
さらに、今後大きな期待を寄せるであろう業界が「建設業界」です。
特に災害復旧では、非常に大きな役割が課せられるであろうと考えられます。
災害復旧の場合、人が立ち入ることができないような危険な場所が数多く存在します。
人が入ることによって二次災害、三次災害が引き起こされ、さらなる悲劇を生んでしまうことも考えられます。
そういうところにドローンを飛ばして撮影することで、現地の様子を把握することが出来るのです。
現地の位置情報などをドローンに記録し、どういう飛行経路でどこを通りどこを回ってきたのか?というのをITを使って記録することで、様子を把握することが可能になります。
さらに、上空から全体像を見ることができるので一度に全体のイメージをつかむことができ、どこにどういう作業が必要になるのか?というのが一目瞭然になります。
そこで得た情報を現地の図面を起こすことができますし、今どうなっていて今後どういうことが起こり得るのか?という仮説を立てることができます。
仮設を立てることができれば、それに対する施策を打ち出すこともできます。
物資輸送にもITとドローンのコンビが役立つ
また、ITとドローンのコンビは物資輸送にも一役買うでしょう。
これは単なる商品の配達に限った話ではなく、たとえばご老人が多いところにドローンを飛ばし、思うように移動ができないところに必要な物資を配送することができるようになるのです。
仮に災害が起きて道路が寸断され孤立状態になると、一時的には持ちこたえても長期化すると食料や衣服、医療品などの物資の不足が気になるところです。
それでもITとドローンがあれば、道路が塞がれたとしても空路で該当する地域へと向かい、そこで物資輸送ができるようになるのです。
さらに、帰りのドローンに今後必要になるであろう物資の要望を書いた紙を載せたり、現地の様子を記録したものをドローンで運んでもらえば空中からのデータと合わせて生きた情報が手に貼ります。
こういった非常に大きな役割がドローンには期待できます。ドローンと聞くと軍事目的だったり悪い事に使われるのではないか?という懸念が出てきます。
しかし、ドローンは私たち一般の生活や仕事にも大いに役立つものというのを知っておきましょう。
追記:最近では千葉の幕張にドローン宅配の特区が置かれました。
老人や、介護や育児で外に出られない方に向けて、ドローンで物資を運ぼうというものです。
試験的なものではありますが、どんどん便利になっていったら嬉しいですね!