iPhone6sのCPUは「A9」です。A7、A8と来てA9ですから、前より高性能であると何となく理解できますが、それがどの程度でAndroid端末(例えばXperia)のCPUと比べてどうなのかと考えるとよく分かりませんよね。
そこで今回はiPhone6sのCPU、A9がどの程度のスペックなのかご紹介します!
周波数(クロック)について
A9の動作周波数は1.85GB。
Xperiaなどに搭載されている「Snapdragon 810」は2.0Ghz+1.5〜1.6Ghzとなっています。
若干違うように見えますが、クロック数だけでいえばそんなに大きな違いは無いと言えるでしょう。
クロック数はいわば頭の良さのようなもの。つまり高速処理を必要とするようなアプリにどこまで対応できるかということですが、A9は高い水準でまとまっていますので安心です。
Android系との一番の違いはコア数
Android系のCPUは4コアや8コアが主流となっています。XperiaZ5は8コアです。
一方でA9はデュアルコア(2コア)で動作しています。
このコア数というのは、人間の作業で言えば人数のようなもの。8人がかり(8コア)で作業するのか、4人(4コア)で作業するのか2人(2コア)で作業するのかという感覚です。
この点だけでいえば、Android系のほうが高水準にまとまってると言っても良いかもしれません。
ただ現行のアプリで8コア無いと動かない、とてもじゃないと操作できないということはありません。
そもそもシェア率が年々落ちていると言えど、iPhoneユーザーはかなりの数がいますから、iPhoneで動作できないような重たいアプリというのはほとんどありません。
ただし、コア数が多ければ同時に多くの作業を行えるので、数値上はAndroidの方が一度に沢山アプリを起動しても軽快ということになります。
関連:iPhoneがAndroidに抜かれた!?現在の日本のスマホシェア率とは
A9はSnapdragon 810(Xperia Z5に搭載)に劣っているのか
数値をみるとコア数で大きな差をつけられており、Snapdragon 810に劣っているように見えるA9。
実際処理速度のベンチマークなどをみると、iPhone6sはAndroid系のフラグシップモデルと比べると下回っています。
しかし、iPhoneがAndroid系端末に劣っているなんてイメージは一般的にはあまりないですよね?
これはそもそも、現状のスマホアプリにそこまで高性能なCPUが必要なのかという部分にかかってきます。
アップルは現状では必要ないと判断してのA9のスペックなので、今後高速処理を必要とするアプリやガジェットが出てくれば、それに対応するスペックで新しいiPhoneが設計されるでしょう!
一方で、数値上高速でないと納得できない、とにかくスピード重視というならiPhoneは向いていないのかもしれませんが、iPhoneでスピードの遅さをそこまで感じることもないと思うので、あまり気にしなくて良いかもしれませんね。