スマホとパソコンを接続するケーブル。切り替えスイッチ付が人気なのはなぜ?

パソコンとスマホを繋ぐケーブルと言えば、エレコムのMPA-AMBSWシリーズなどが人気です。

この製品は通信モードと充電モードが切り替えられるのでとっても便利です。

通信専用ケーブルでも充電できるじゃないか!と思う方へ

通信専用ケーブルでも充電できるじゃないか!と思う方へ

まずパソコンとスマホを繋ぐに当たって、最も陥りやすいトラブルが「ケーブルでつないでも充電しかできない」という事態。

実はケーブルの中には「充電専用」というタイプがあり、これでつないでもスマホのデータをPCに移したり、PCからスマホのデータを操作することは出来ません。

 

そこで登場するのが「通信ケーブル」で、中には「通信、充電両用」と書いてあるものもあります。

実際売られているケーブルで「通信ケーブル」となっているものは、通信のみで充電は出来ないということはほとんどありません。大抵はケーブルを挿した段階で通信と充電を同時に出来ます。

この状態を考えると、切り替えスイッチなんていらないだろうと思う人もいるかもしれませんね。

通信ケーブルと充電ケーブルの構造とは

通信ケーブルと充電ケーブルの構造とは

実は、USBのケーブルには2本の線が通っています。

この線を充電用とするか通信用とするかでケーブルの用途が変わってくるのです。

つまり、

・2本とも充電
・1本は充電、1本は通信
・2本とも通信

という3パターンの構造がありえるわけですが、通信中には電力も消費するため「2本とも通信」というケーブルはあまり見かけません。

そこで売られているケーブルのほとんどは内部が「2本とも充電」か「1本は充電、1本は通信」となっているのですが、「2本とも充電」の方が、充電スピードは遥かに速いです。本数そのまま2倍速で充電できると言ってもいいでしょう。

 

もしお持ちのスマートフォンを購入時についてきたケーブルが通信、充電両用ケーブルならば内部は「1本は充電、1本は通信」なので充電専用ケーブルを使うとかなり早く感じると思います。

そんな中活躍するのが、エレコムの「MPA-AMBSW」シリーズのような切り替えが出来るタイプ。

これであればスイッチングによって「2本とも充電」か「1本は充電、1本は通信」を選択できるようになっているので、急速充電させたい時は充電モード、通信させたい時は通信モードとすればケーブル1本で快適に接続する事が出来ます。

 

ちなみに、通信ケーブルを使ってもスマホをパソコン側から認識しない場合は、多くの場合スマホ側で「USB接続をさせない」といったセキュリティモードになっている場合か単純にロック状態になっている事がほとんどです。

まずはロック状態を解除してから接続し、それでも認識しない場合は「開発者向けオプション」や「セキュリティ」といった項目から設定を解除しましょう。