サイト記事の作成や会社のロゴなどを不特定多数の人に依頼する事が出来るサービスを「クラウドソーシング」といいます。
クラウドソーシングの有名どころといえば、CrowdWorks(クラウドワークス)やLancers(ランサーズ)などがあります。
そのクラウドソーシングについて不便だなぁと思うことがありましたので記事にしてみました。
納品されてきたものに対して否認が簡単にできない
自分はサイトの記事をよくクラウドソーシングで依頼しています。いわゆる外注というやつです。
タスク方式と呼ばれる方法で依頼をするのですが、そこにとても不便な点があります。
例え話ですが、ニキビについてのサイトを作ろうと思い記事を発注したとします。
「ニキビを治すために行った方法を教えてください(1000文字以上)」といった内容であれば、一人一人違った記事を書いてもらえると思います。
こういった記事はその人の『体験談』を募集しているので、「睡眠を多くとるようにしたらニキビが治った」「油っこいものを控えるようにしたらニキビが改善した」「洗顔の仕方を変える事によってニキビが減少した」など、一人一人違った記事が納品されます。
では、体験談とは別に「甘いものを食べ過ぎる事によってニキビが出来る原因(1000文字以上)」で記事を作成してもらうとすると、どんな人が書いても大体同じ内容になってしまうんですよね。
『甘いものを食べ過ぎる事によって体内で糖分が脂分に分解され、多くなった脂分が毛穴を塞ぎニキビが出来やすくなる』
といった具合に、誰が書いても似たり寄ったりの内容になってしまいます。
こういった内容は答えが決まっている(一つしかない)ので、どんな人が書いても大体同じ様な内容になってしまういます。僕がこういった内容の記事を募集する時は、複数人に募集をしてもほぼ同じ内容の記事が納品されてくるため、1記事(一人に)しか募集をしていません。
しかし、ランサーズのタスク方式では最低でも300円以上でしか記事を依頼する事が出来ないので、1つの内容で1つの記事を頼みたい場合は、300円以上の金額を支払わなくてはいけません。
良い内容の記事が納品されれば良いのですが、納品された記事内容がいまいちで否認したいと思っても規約上否認が出来ません。これがかなり不便です。
では、なぜ否認が出来ないのでしょうか?
全体の30%を超える数の作業数の否認は出来ない
ランサーズやクラウドワークスの決まりなのですが、全体の30%を超える作業数の否認は出来ないのです。
どういうことかと言いますと、「○○について1記事書いてください!」と募集していれば作業数は1つなので100%です。
仮に「○○について5記事書いてください!」と5記事を募集していれば1作業当たり20%となります。
5記事であれば1作業当たり30%以下の20%なので、納品された記事に満足が行かない場合否認する事が出来ます。
つまり2記事では1作業当たり50%、3記事だと1作業あたり33%なので否認は出来ません。
もし内容を変更してもらいたい場合は、作業した人に直接修正内容をメッセージで送って対応してもらうしか方法がありません。
できないことは無いのですが、このやりとりがめちゃくちゃ面倒なので、結局承認をしてお金を払い、その記事は使用しない(品質的に使用できない)ということも多くあります。
少しの誤字や脱字であれば、自分でさらっと修正することができるので承認するのですが、依頼した内容とは全く関係ない「その話いる??」と思うような、親戚の話を記事の冒頭300文字を使って納品する方もいます。
「意味のない個人的エピソードや説明はいらない!」と依頼内容に書いても、書いて欲しいメインの部分の内容は少なく、全く関係ない話を持ち込んできたりするライターの方も結構いるんですよね。
腹立つというよりも呆れてしまいます・・・。
ちゃんと誠意を込めて記事を書いて!ただそれだけ
僕がランサーズやクラウドワークスで記事を外注化する理由は作業の効率化です。他の方も基本的に同じだと思います。
知らないジャンルのサイトを作る場合、一から調べたりするのには時間がかかってしまいます。
そこでクラウドソーシングを使って、そのジャンルの知識を持っている方に記事作成を依頼するわけです。
言ってしまえば、自分が一から学ぶ「時間」を「お金」を払って依頼するわけなので、「ここの内容をこういった風に書いてください」といった修正に時間を割く事はなるべくしたくないなあと思っています。
ネットで気軽にできるとはいっても、作業に対してお金の支払いがあるので一般的な仕事と変わりありません。
適当に書いてるんだなーという記事は一目で分かってしまうので、誠意をこめてしっかり書いてほしいなーと思いました。