Microsoftが「スマホを使ったWi-Fiデザリングのバッテリー消費量を大幅に減らす」特許を取得しました。
モバイルWi-Fiを月額数千円でレンタルする事が出来ますが、わざわざモバイルルータを契約していない方も多いと思います。
自宅や会社ではインターネット環境が整っていると思うので問題はありませんが、カフェやちょっとした出先でパソコンを利用しようと思った時に、スマートフォンのデザリング機能を使う方も多いのではないでしょうか。
デザリングによるバッテリー消費量はかなり多い
デザリングは簡単にいうと、Wi-Fiルータを所持しなくても自分のスマートフォンを介してネット接続を行うことが出来るというものです。
スマートフォンでデザリングを行えば、外にいてもパソコンやiPadといったタブレット端末をネットに接続する事が出来るのです。
しかし、デザリングは無線LANの機能を小さなスマートフォンで起動させ、さらにはスマートフォン本来の電話としての機能も常に使える状態なので、スマホがフルパワーで稼働しています。
デザリングをした事がある方なら分かると思いますが、デザリングを行うとスマホのバッテリー消費量がかなり多く、すぐに充電がなくなってしまいます。
今回Maicrosoftが取得する特許では、省電力でデザリングを利用する事ができ最大で90%の省電力化が期待出来るようです。
データの通信交換が必要ない場合はスマートフォンが低電力モードになるので、無駄な電力を使わずにデザリングをする事が出来ます。
この省電力でデザリングを行う機能はまだスマートフォンに実装されていませんが、Windows10のパソコンとWindows10 Mobileでこの機能を実装することが計画されています。
どのスマートフォンでも省電力でデザリングが行えるというわけではなく、Microsoftの特許なのでWindows系のパソコンやスマホに限られていくと思います。
日本でWindows系のスマホを使っている方は少ないですし、iPhoneやMacでも同じ様に利用出来れば良いのですが、全てのスマートフォンにこの機能をを普及させるというのは中々難しそうですね。