NVIDIA(エヌビディア)が製造する「SHIELD Portable」がAndroid5.1のアップデートに対応しました。
これまでAndroid 4.4.2で動作していたので、ユーザーはようやく一安心といったところでしょうか。
NVIDIAのSHIELD Portableって?
NVIDIAとはパソコンのグラフィックボードなどを製造していることで有名なメーカーです。
WindowsパソコンでゲーミングPCと呼ばれるタイプは、大抵このNVIDIAが開発しているグラフィックチップを搭載しています。その歴史は古く、パソコンを自作するような人ならば知らない人はいないでしょう。
そうして生まれたのがNVIDIAのSHIELDというタブレット端末です。
NVIDIAらしく映像描画能力が非常に優れたタブレットで、AndroidOS環境下でゲームをするなら最適のタブレット端末といってもいいでしょう。
このSHIELDをよりゲーム用に特化させコントローラーと一体型にしたのが「SHIELD Portable」です。
簡単にいえばAndroid版のNintendoDSや、PlayStationVitaといったところでしょうか。
タブレットに比べ画面は一回り小さいですが、コントローラーが付属しているため操作が非常に軽快です。アクションゲームやパズルゲームなど、タッチパネルだけではいまいち操作しにくいゲームでも、このSHIELD Portableがあれば直感的に操作できるので非常に便利です。
一方で、タッチパネルで良いからゲームに向いたタブレットが欲しい場合は、ベースであるSHIELDがおすすめです。
iPadやXperia系と比べるとかなり安い金額のわりに、スペック面はかなり高性能にまとまっているの、ブランドを気にしないなら選択肢の一つに入れて良いでしょう。
アップデートしたことで何が良くなったの?
機能面でいえば、Chromecastへの対応や日本向けのHuluに対応されたり、不要なアプリが削除されています。Huluユーザーには特に嬉しいアップデートではないでしょうか。
また、これから開発されるアプリケーションで、Android5.1以上のOSでないと動作しないアプリが登場した場合でも対応出来る事になります。
仮にOSのアップデートがされなかった場合、時代遅れの端末になるまでのスパンが急激に早くなるので、とりあえずはこれで一安心といえるでしょう。
ちなみに更新ファイルの容量は453.50MBとかなりの大容量。アップデートする場合は、事前に容量を確保しておく必要があります。
NVIDIAに限らずAndroid用のポータブルゲーム機は増加する一方ですが、グラフィックチップを製造する大手のNVIDIAの人気度はやはり絶大ですね。