スマートフォン全体ではiPhoneのシェアが最も大きいものの、Android系端末では最も人気のあるXperia。
そもそも単純な機体スペックではiPhoneを抜いているのではとの声もありますし、最新機種のXperiaZ4はZシリーズの完成系と発表されている事からも自信の程がうかがえます。
それでは、Z5以降はどうなるのでしょうか。そもそも、Zシリーズは今後も続くのでしょうか。
Zシリーズをここで終わらせる確率は低い
Xperiaシリーズでも特に人気の高いZシリーズをここで終わらせる確率は低いでしょう。そもそも販売台数が絶好調というにはiPhoneとの差がありすぎます。
しかしZ4が完成系というからには、今後なにかしらの新しいアプローチをしてくるでしょう。
そもそもSONYはVAIOなどのPC事業を撤退する時、スマートフォンやタブレットの開発に集中すると発表しましたし、今後のSONYの命運を分けるといっても過言ではないのがXperiaシリーズの存在です。
PlayStationMobileはどうなる?
最近のXperiaには全機種ともにPlayStationMobileが標準インストールされています。
PlayStationMobileとは、いわばモバイル端末におけるソニー独自のゲーム販売プラットホームで、PlayStationVITAでも使用する事が出来るサービスです。
実はこれが思ってるより普及していません。理由の一つに知名度が低い事、Xperia以外の対応端末が少ない事などがあげられます。
しかしここでXperiaをPlayStationVITAによせた、言わばXperiaPSのような物を販売すればイメージは違うかもしれません。
Appleのモバイル端末で唯一成功していないのが自社開発のゲーム販売であり、SONYのつけ入る隙はそこが最も大きいでしょう。
現状においてPlayStationMobileでダウンロードできるゲームの中には、スマートフォンで操作するには少々つらいゲームもあるので、独自の操作パネルを装備したXperiaに期待出来るわけです。
実際に著名なデザイナーが発表しているXperia Z5の予想コンセプトには、ゲーム端末として進化しているものも多く存在しています。
ゲーム業界自体スマホアプリのシェアが拡大していく一方なので、この事態にSONYがなにもしないという事の方がありえないとの見方が大きいわけです。
(ソニーの公式発表では7月15日をもってPlayStationMobileコンテンツの終了をするそうです。)