映画・ドラマ化されたおもしろミステリー小説ランキング!

映画やドラマ化された小説は数多くありますが、その中で特に面白いと思ったトップ5を簡単なあらすじと共にランキング形式で紹介します。

5位:「イニシエーションラブ」・乾くるみ

イニシエーションラブ 乾くるみ

この作品はまず、最後の最後で石でごつんと叩かれたような衝撃の走る作品です。

小説だからこそできる手法というものがちりばめられていて2度読み返す理由がわかります。

 

単なる男女の80年代の甘いラブストーリーと高をくくっていると驚かされます。

今度はこの作品が堤幸彦監督で映画化されていますよね。

どんな作品に仕上がっているのだろうと思うほど映像化はちょっと難しいんじゃ・・・という作品です。

ぜひ30代、40代の女性の方に読んでほしい作品です。にやにやしちゃいます。

4位:「ST 緑の調査ファイル」・今野敏

ST 緑の調査ファイル 今野敏

今野敏さんは精力的に作品をたくさん出しており、映像化された作品も多いです。このSTはドラマだとかなりコミカルなものになっています。

この作品はSTシリーズと呼ばれる中でもかなりの傑作で、何よりSTそれぞれの苦悩だとか絆が試されているような作品となっています。

できればSTの最初の巻から読んでほしいのですが、あえてあげるとすればこの作品ではないでしょうか。

人間関係にとらわれないSTの面々の絆というものが少しずつ分かります。

3位:「白夜行」・東野圭吾

白夜行 東野圭吾

東野圭吾作品は数多くあり映像化作品が多いですが、こんなにも難解で人間関係が浮き彫りにされる話を私は知らないです。

というのも、恋人2人の犯罪逃亡という形ではなく、様々な人によって振り回され、また罪の連鎖に落ちていくというのが繊細に書かれています。

 

ほんとに分厚い本ですがどんどん惹き付けられ、二転三転していく展開にはらはらどきどきさせられます。

ドラマでは普段明るいキャラの綾瀬はるかさんが演じていて、結構怖い印象を受けました。

2位:「火車」・宮部みゆき

火車 宮部みゆき

「火車」は単発ドラマ化されています。映像で見るのも良いですが、初めは原作を読むのが良いでしょう。

宮部みゆきさんは一見犯人が自由に逃げ回っていくような表現が多いのですが、真綿で首を絞めるように、少しずつ犯人を追い詰めていくところが読みどころです。この作品もそんな風に仕上がっています。

時代は少し古いですが、それも大切なキーポイントで、これも30代や40代の人に読んでもらいたい作品になっています。

1位:「ストロベリーナイト」・誉田哲也

ストロベリーナイト 誉田哲也

ストロベリーナイトはシリーズ化され、ドラマや映画化もされている作品です。

なんといっても、ドラマでは竹内結子さんがクールな主人公姫川玲子を演じて話題になりました。

本文は少し(?)グロテスクなものも含まれているので、特に食事中などにはおすすめはできませんが、それでもラストまで一気に読めるぐらい内容が面白いです。

何より、犯人の意外性に驚かされます。姫川シリーズの中で一番好きな小説です。

 

そしてこの作品の面白いところは主人公と同僚の淡い恋の展開です。

主人公姫川玲子には秘密があり、どうしても恋の一歩が踏み込めず結局仕事に専念するしかないのです。

そういったところも楽しみながら読むことができ、刑事の社会を垣間見れるそんな作品になっているのではないでしょうか。

 

映像化された作品は多いですが、ミステリー物だとまた違った見方ができますし、さらにドラマや映画になると犯人が別の人間になっていたなんてことも多いです。

なので、ドラマや映画を見るだけではなく、原作を読むことによってまた別の視点から作品を見る事が出来るのも面白いと思います。

そして、今回の作品の中にはシリーズ化されたものもありますので、ぜひ読破してみてください!