がん保険には、女性特有の手術に対応した「女性のためのがん保険」があります。
女性のためのがん保険とは乳がんや子宮がんといった女性特有の病気になります。これらの病気に対応するために、がん保険には女性に合わせた契約内容が多く用意されています。
30代、40代の女性は乳がんになる可能性が高く、50代、60代の女性は子宮がんになる可能性があります。
つまり、女性の場合は乳がん・子宮がん、そして通常のがんに対応している保険内容が必要になります。発症する可能性が高くなる年代よりも、10年前の年齢から保険を契約することが重要です。
乳がん再建・子宮がん摘出手術に対応
乳がんになって乳房を失うと、乳房再建の手術をする女性の方が多くいます。その時に支給されると助かるのが、乳房再建のための費用です。
女性がん保険には乳房再建給付金が含まれていて、この額は1回の支払い額が50万という契約ですが、1乳房対応がほとんどです。
そのため、両方の乳房再建手術を同時に行うと支払い対象外になります。掛け金は10年で満期になるケースが多く、自動更新される契約が主流です。
最近では、有名人が乳がんである事を告白する事も多くなり、乳がんという病気は一般的に知られてきています。そのため、将来的に自分も乳がんになる可能性を考慮し、乳がん再建給付金が含まれる保険を契約すると良いでしょう。
女性が一般のがん保険よりも女性専門のがん保険に入ると助かるのは、いざという時に、高額な乳房再建費用について悩むことから解放されるからです。
また、手術が必要なのに乳房再建費用に充てる貯金がない女性は、手術をして摘出されるのを嫌がります。それは日常生活に影響したり、夫に対する配慮もあります。しかし、そうしている間に病が進んでしまうと手遅れになってしまいます。
そんな不幸に自分や家族が遭遇しないためにも、早めに女性のがん保険に加入する様にしましょう。
三大治療に対応している契約か確認する!
乳がんの治療では三大治療と呼ばれる手術・放射線治療・抗がん剤投与を行います。
そのため、女性ががん保険を契約する場合は、これらの三大治療に対応する保障があるか確認してから契約をしましょう。特に、入院しないケースでも対応しているのかチェックすることが大切です。
おすすめの契約内容は回数無制限の手術の対応、60日に1回の放射線治療に対して回数無制限の対応です。
抗がん剤投与は保険の更新の後でも使える内容になっているのか、また、通算回数600万円くらいまでは保障してくれるのか、これらのポイントを基準に選びましょう。
これだけ注意して契約をすれば、最高の治療を最高の保障額で支援してもらえます。これが全くない状態だと、どれくらいの金額が掛かるのか見当もつきません。
また、手術だけではなく放射線治療やホルモンのために抗がん剤を使用します。これだけの治療費を自費で支払うのは、かなりの負担になってしまいます。
もちろん、健康保険で対応できますがそれでも1ヶ月に8万の自己負担額で高額出費になります。これらの出費が難しいと、女性は「なんだか、シコリがある気がする・・・」と思っても、家族にお金のことを言い出せなくなってしまいます。
このようなことを将来的に防ぐためにも、女性のためのがん保険を選ぶ時は三大治療に対応しているか確認しましょう。
まとめ
女性特有のがんに対応した保険内容を選ぶと、自分や家族にお金の負担を減らして安心して治療に専念できるので、将来的に不安が減ります。
先ほども紹介した様に、保険を選ぶときは乳がんの乳房再建給付金や三大治療(手術・放射線治療・抗がん剤投与)に対応した契約内容か確認しましょう。
安心で安全な治療を受けて、将来も明るい人生を家族と歩みたいのなら、女性特有の病気になる対象年齢の10年以上前から準備して掛け金を払うと良いでしょう。
女性の乳がん発症率は年々増える傾向もあります。治療の保障額を高額支払い対象にして契約をすれば、乳がんの治療費で悩む可能性が減ります。