目の中にゴミが飛んでいる、しかも眼球の動きに合わせてゴミも動くから手に負えない・・・。
こんな状態に陥ってる方はいませんか?そんな状態の方は間違いなく「飛蚊症(ひぶんしょう)」と呼ばれる症状です。
飛蚊症によりゴミが飛ぶ状態を放置しておくと、いつの間にか視力が徐々に低下してくことになります。
なにより、常にゴミがつきまとって見えてしまうので不快感を感じてストレスになってしまいます。
どうすれば、このしつこい飛蚊症のゴミを改善することができるのでしょうか。
飛蚊症の主な原因とは?
飛蚊症の原因は主に3つあります。
一つは老化などにより眼球内に活性酸素がたまり、タンパク質や脂質が浮遊することで起こるものです。
残念なことに、この場合の根本的な治療法は現時点で存在していません。
しかし、飛蚊症を軽減することのできるサプリメントが登場しています。目に良い成分ルティンを主成分とするものです。
ルティンは食べ物にも含まれていて、ホウレンソウやブロッコリー、キャベツなどに含まれています。ホウレンソウにはルティンが豊富に含まれているので、ルティンを含んだ食材を積極的に摂る事で飛蚊症が改善されるかもしれません。
飛蚊症の原因の2つ目は、後部硝子体剥離などによる眼病によって引き起こされるものです。
この場合、眼球を手術することによって、ある程度は改善することができます。
しかし、完全に飛蚊症のゴミを消し去ることは手術によっても難しいと言われています。
飛蚊症の原因の3つ目は、真菌性眼内炎を主原因としているものが挙げられます。
眼球内のゴミが見えるという人の中には、「菌が見える」と言う人もいます。
これはとくに、真菌の中でもカンジダ菌が眼球内で増えていることで起きています。
カンジダ菌が増える理由とは?
眼球内にカンジダ菌が増える理由としては、幾つか挙げられます。
一つは、眼に傷を負った時に菌が入り込んでしまうことです。
きちんと眼球内の殺菌をしなかった場合、真菌性眼内炎が進行することになります。
もう一つは、免疫力が低下することによってカンジダ菌が体で増殖してしまうことです。
人間は免疫力が低下すると様々な病気にかかってしまいますが、真菌(しんきん)が増殖することも症状の一つです。
真菌は体内にひそむ常在菌であり、完全に消滅されることは難しいです。
病状としては、眼球内の酸化で起きる飛蚊症と全く同じで、目を動かすとゴミがまとわりついたり、視界の妨げとなるような症状となります。
真菌性眼内炎による飛蚊症の治療法には、抗真菌薬を大量に点滴する療法が効果的とされています。
通常は真菌と症状が消えるまで、6~12ヶ月の治療を継続していくことが必要です。
いずれの飛蚊症にしても、眼科での診察と検査を受けることで明確な治療方法が見えてきます。
放置すると視力を失うことになりかねませんので、早いうちに診療を受けましょう。