PlayStationVR(以下プレステVR)の発売が近づくにつれ、VRゴーグルが爆発的にヒットするのではと言われている昨今ですが、そもそもVRゴーグルとはどんなものなのか、期待できる点や問題点は何があるのでしょうか?
そこで今回は分かりやすくVRゴーグルについて紹介しようと思います。
そもそもVRゴーグルってなに?
VRは「Virtual Reality(バーチャルリアリティ)」の略です。
つまり仮想現実を表す言葉で、VRゴーグルは仮想現実を体感できるゴーグルということになります。
液晶テレビの場合、どこまで3D空間を演出しても、他の家具と一緒に設置してあるので仮想空間に入り込んだような視界にするのには限度がありますが、ゴーグルの場合は視覚全てを覆ってしまうため、目に飛び込むものすべてが作られた世界にすることが可能という事です。
それらに加えて、上を向いたら上空の映像が、下を向いたら地面が映し出されるようにすることで、よりリアルな仮想現実を作れるのがVRゴーグルです。
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VRゴーグルのメリット・デメリット
まず、VRゴーグルを使えば大画面テレビを用意しなくても大迫力で映像が楽しめます。
このため、VRゴーグルで映画作品を流すだけで仮想現実とまでいわずとも、コンパクトに大画面を体感出来ます。なので一人暮らしや部屋が狭い人にとっては最適のグッズです。
そしてなにより、今までにない体験ができるという事が大きいでしょう。
VR用に作られたゲームや映像作品であれば、まるで仮想世界に迷い込んだかのような体験が出来るため、エンターテイメント業界に激震が走るかもしれません。
VRゴーグルの一番の問題は、まだ手探りのアイテムのためヒットするかどうかがわからず、そのために専用ゲームソフトや専用映像作品の発表がとても少ないです。
コンパクトで映画やゲームを大画面で楽しめれば良いという人には問題がありませんが、専用ソフトに期待している人は様子見になるでしょう。
次に、1人につき1台必要なので、家族で楽しむのにはコストがかなりかかります。
4人家族で全員が同時に楽しむには4台も買わなくてはいけないため、結果的に液晶テレビを1台買うより高価になりやすいです。
今年の10月に発売されるプレイステーションVRはPS4のゲーム機も必要になります。
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VRゴーグルはヒットするの?
現在、VRに近い物でいうと3Dメガネを使用した映画作品や任天堂の3DSが最も接しやすい仮想世界になります。
3D対応の液晶テレビは浸透が遅いですが、既にこういった下地があるのでVRゴーグルによる仮想世界の需要は割と高いかと思います。
プレステVRの場合は、VR端末にしては割と安価で発売される予定なので、発売開始と同時に購入する方も多いのではないでしょうか。