最近の扇風機は「DCモーター」と「ACモーター」という、2種類のモーターで分けられています。
少し前に、マツコデラックスのレギュラー番組「マツコの知らない世界」で扇風機が取り上げられ、扇風機は電気代が安く、身体が冷えすぎないので健康に良いという扇風機のメリットを紹介していました。
そんな扇風機のDCモーターとACモーターの違いを紹介しようと思います。
扇風機の値段が全然違う
従来のACモータータイプであれば、安ければ2,000〜3,000円、通常のモデルでも5,000円程度で購入でき、1万円近くするものはかなりの高級機扱いとなっています。
これに対して、DCモーターの扇風機は倍額以上するものがほとんどで1万円を超えるモデルも珍しくありません。
1,000円〜2,000円程度の差ならともかく、ここまで違うと本当にDCモーターが必要か迷いますよね?
DCモーター扇風機は省エネといっているが・・・
DCモーターのモデルはACモーターよりずっと電気代が安いと言われています。
確かに消費電力から計算すると非常に抑えられていることは確かですが、金額にしてどれくらいの差なのでしょうか?
平均的な電力でいうとACモーターの場合、1時間で1円程と言われています。
つまり、一日6時間つければ6円、12時間つければ12円となります。
毎日6時間使用すると仮定して一ヶ月当たり180円、毎日12時間なら一ヶ月当たり360円程となります。
それに対してDCモーターの場合は0.1〜0.5円程といわれているので、ACモーターと比べ約半分から10分の一の電力となっています。
仮に最大の10分の1だとして、一日6時間とすれば一か月で18円。12時間なら36円となります。
電気代がよりかかるACモーターでも十分安い電気代なので、倍額以上するDCモーターの扇風機を買うのはかなり厳しいというのが現状です。
扇風機の静かさが必要かどうか
DCモーター扇風機で最も注目したいのが超微風モードが必要かどうか。
DCモーターでは電力調整が細かくできるので、超微風を作り出すことができ、大きな扇風機音を立てる事無く使用する事が出来ます。
寝ている時に扇風機をつけていると「弱」でもうるさくて眠れない!という人にはかなり便利でしょうね。
一方で、弱のリズム風や首振りにして、音が気にならないというのであればそれでも十分な気がします。
ちなみに強風に関しては、電力がどうこうよりも羽の大きさや形状のほうが影響してくるので、DCモーターの方が強い風を発生させられるという事にはなりません。
超微風の必要が無く、一日数時間しか扇風機を使わないのであればACモーター扇風機でも十分ではないでしょうか。