格安SIMが登場して、現在契約している大手キャリアからいつサヨナラしようか考えているユーザーも多いと思います。
そんな中、格安SIMを提供しているIIJが新しいSIMフリースマホと格安SIMを同時に購入する「IIJ mioサプライサービス」を7月7日から始めました。
IIJといえば格安ながらSIM契約のみを行ってきた事業者ですが、ついに端末セットサービスを開始です。
第一弾となるのは「Huawei P8lite」とのセット販売
「Huawei P8lite」と聞くと、なにそれ?と思う方もいると思います。
スペック上は以下のような感じの機種です。
CPU:HiSilicon Kirin 620 オクタコア (A53/1.2GHz)
メモリ:RAM:2GB / ROM:16GB
バッテリ:2,200mAh
カメラ:メインカメラ:1300万画素、インカメラ:500万画素
これだけ見ると、かなり高性能な機種に思えますね。
実際ハイエンド(高機能)機種として製造されている機種であり、ローエンドモデルとは格が違います。
ちなみにこのHuaweiという会社、名前をファーウェイと読むのですが、中国に本社を構える大手企業です。
本体の通常価格も3万円代とかなり安い傾向にあり、iPhoneやXperiaと比べるとかなりお手頃価格な印象。
これをセット販売に組み込もうというわけですね。
実際月24回払いのコースにすると、端末代の月額は約1,382円となります。
IIJではデータ通信専用SIM (3GB制限) なら972円、SMS付きSIM(3GB制限)なら1,123円、音声通話機能付きSIM (3GB制限)を1,728円としているので、本体価格(24回払い)と合わせると以下のような金額になります。
データ通信専用SIM+ +機種代(24回払)=2,354円
SMS付きSIM+機種代(24回払)=2,505円
音声通話機能付きSIM+機種代(24回払)=3,110円
これにプラス通信費用やSMS送信料などが加わるわけですが、大手キャリアで契約した場合8,000円以上は確実にかかるのでかなりお得です。
例えば4人家族で全員スマホ持ちだった場合、毎月の電話代が4万円近くいってもおかしくないですが、このIIJのプランならば多少のSMS送信を含めても15,000円もしません。
長電話はLINEやスカイプを利用すればいいと考えているならば、一考の余地があるのではないでしょうか。
格安SIMへの流出が止まらない場合、大手キャリアがどのようなサービスに出るのかは検討がつきませんが、徐々に値下げをするか、格安SIMとプレミアムなSIMの両方をサービス展開しはじめるかもしれませんね。
大手キャリアの魅力はセキュリティやサポート体制が万全なところですから、今後の変革には注目が集まります。