Googleを始めとするIT企業や自動車会社が、自動運転カーの開発を競うように進めています。
アメリカでは市街地でも自動運転カーの試行運転をすることができるようです。
自動運転カーは実用化されれば便利ではありますが、いろいろと問題があるようです。
6年間で11回の事故をおこしていた
Googleカーは市街地を試行運転する事が出来ると書きましたが、6年の間に11回の事故を起こしていたと発表されました。
いずれも負傷者はなく、規模の小さい事故だったようですが、6年で11回の事故数というのは少ないように思えます。
日本の自動車業界は技術が高く、世界と比較してみてもトヨタ、日産、ホンダなど世界に誇る自動車会社が数多くあります。
そんな日本の自動車会社の競争相手に将来的になるだろうと言われるのが世界のIT企業です。
自動運転カーにも力をいれているGoogleはもちろんのこと、Appleも自動運転の技術開発をに取り組んでいて、情報システムを自動車会社に提供するビジネスを考えているそうです。
今までは自動車単体が商品でしたが、将来的には自動車もハードとソフトの関係になるのかもしれません。(ゲーム機とゲームソフトの様な2つで1つの関係)
ハードが自動車にあたり、ソフトはIT企業が作る情報システムといった具合になっていくかもしれませんね。
では、自動運転カーで事故が起きた時の責任はどこにあるのでしょうか?
スマートフォン(携帯)を例にしてみると、ハードとソフトの関係でいうとハードにあたるのはスマートフォン(アイフォンやアンドロイド端末)といった携帯電話になります。
ソフトというと、ツイッターやfacebook、mixi、LINEなどのアプリケーションに当たる部分になります。
通常ツイッター内で誹謗中傷の書き込みなどの問題行為があれば、ツイッター社が対応するというのが当たり前です。
ツイッター内の問題について、わざわざAppleやGoogleが対応することはありません。
もし自動運転カーが事故を起こした場合、事故の原因はソフトの部分に問題があるように思います。
人がいるのに感知しなかった、人を避けるシステムが不具合によって機能しなかったなどです。
しかし、人をはねたのは車であり、ソフトの部分にいくら問題があろうとハードである自動車も責任を負う必要が出てきそうです。
事故がなければ良いのですが、もし事故が起きてしまった場合、日本の自動車企業はいらぬ損害を負わなくてはいけなくなる可能性も出てきますね。
自動運転カーが実用化されれば法律が変わる?
自動運転カーが実用化されれば法律が変わるのではないかと言われています。
それは「公道で人間が車の運転をしてはいけない」というものです。
そんな馬鹿なと思うかもしれませんが、一番危険なのは自動運転カーと人が運転する車が混同することです。
自動運転カーだけにするか、人が運転する車だけにするかの二択ですが、世の常は便利な方に進んでいきますので、運転の自動化になっていくでしょう。
自動運転カーになれば車の中で寝る事ができますし、漫画や映画を見たり化粧をすることもできます。
自動運転カーが一般的になれば、「人間が運転する車って危険だよね」となり法律が変わるのではないかと言われています。
車の運転が好きな方もいるでしょうが、将来的に運転する行為が法律で禁止されるかもしれませんね。